韓国ドラマ「SKYキャッスル」から見えてくる韓国の熾烈すぎる受験戦争の実態とは?

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学歴競争社会を痛烈に風刺し大ヒット!韓国ドラマ「SKYキャッスル」とは?

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「SKYキャッスル」のあらすじ

親たちは自分の子どもたちを一流大学に入れるために血なまこになっていた。大学病院の医師ジュンサン(チョン・ジュノ)と妻のソジン(ヨム・ジョンア)の間には二人の娘がいる。ある日、ジュンサンの先輩医師スチャン(ユ・ソンジェ)の息子ヨンジェ(ソン・ゴニ)が名門大学に合格したことを知るソジン。娘のイェソ(キム・ヘユン)をソウル大学医学部に入れたいソジンは、ヨンジェの母親ミョンジュ(キム・ジョンナン)に合格のための秘訣を聞き出す。それは入試コーディネーターと呼ばれる人間を高額で雇ったという話だった。その数日後、ミョンジュは雪の降る深夜に銃で自殺を図る。残されたタブレットには、息子ヨンジェの復讐のメッセージが残されていた…。

出典元:http://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000009785/

韓国ドラマ「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」は、韓国の一流大学に子どもを合格させて、輝かしい将来と高給が約束された仕事に就かせようと、必死になる野心的な家族たちを描いた物語。
”SKYキャッスル”とは、韓国郊外の高級住宅街の名称であると同時に、ソウル大学(S)、高麗大学(K)、延世大学(Y)の3つの韓国トップの学力を誇る大学の頭文字でもあります。
もちろんドラマなので大袈裟に描かれている面はありますが、学歴競争社会を痛烈に風刺したこのドラマは、韓国の壮絶な受験戦争の実態が見え隠れしています。
ドラマを観た日本の視聴者の皆様の中には、「え?ここまでするの!?」と驚く方も多くいらしゃったのではないでしょうか?
今回はそんな大ヒットドラマ「SKYキャッスル」から見えてくる韓国の壮絶な受験戦争・教育事情について迫ります!





韓国の教育のシステム

義務教育期間は日本と同じ

義務教育は日本と同様、中学校までが義務教育となっています。期間も日本と同じ小学校六年間、中学校三年間。義務教育を終えその後高校・大学への進学に進む6‐3‐3-4制と総称される日本と同様の教育システム。
公立小学校・中学校は授業料が無償です。
日本と同様私学もあり、私立小学校は申請後抽選によって選出される形ですが、私立中学校に関しては特別な受験などはありません。
韓国では公立小学校では3年生から英語の授業が始まり、私立ではなんと1年生の時から英語教育がスタート!
習い事でも英会話はもはや必須、”良い企業に就職したいのならば英会話は最低限”という考えが根付いています。
また、日本の高校入試のような選抜試験がなく、入試が大学受験だけに集中する為、進学競争・受験戦争がより熾烈なものとなっています。高校への選抜試験がないことにより、有名大学進学に有利とされる高校が含まれる大都市の特定の学区に居住場所を移す家庭もあるとか!


驚異の進学率!

”4年制大学以外は意味がない”と言われる超学歴重視社会の韓国。
「SKYキャッスル」の中でも、受験戦争に勝った者だけが”社会の勝者”であるかの様に描かれています。
日本では進学率は61%(専門学校、短大、4年制大学を併せた率)にとどまっていますが、韓国では4年制大学進学率が64%、短大や専門学校を含めると、98%の進学率があるという驚異の進学率です。
高校を卒業した学生は、ほぼほぼ進学すると言っても過言ではないのです。
日本の様に”人生は大学進学だけではない”、”社会での成功に学歴は必然ではない”といった多様性を求める考えはほぼなく、”人生は学歴で決まる”という程、韓国では進学は社会的成功の絶対条件なのです。



”部活動”がない!?

日本では部活動は友人たちと協力する協調性などを身につけたり礼儀を学んだりするなど、学校生活でとても大きな役割を担っていますよね。
幼い頃から”良い大学に入り、良い会社に入り、豊かな暮らしをする”という考えが根付いているため、日本の様にスポーツなどの「部活動」というシステムが韓国には存在しません!
韓国では授業が終わった後、自習時間として学校がなんと夜の12時ごろまで開放され、「夜間自立学習」なるものが行われています。先生方も献身的にサポートし、学校に行く=勉学に励むという構図が貫かれています。





そこまでする!?日本人が驚く韓国の壮絶な受験戦争

入試コーディネーターは実際に存在する!

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「SKYキャッスル」を観ていて、驚いた方もいるのではないでしょうか?そう、「入試コーディネーター」の存在。
劇中では、熱心な富裕層の親から数千万円の報酬を受け、受験勉強のみならず、ボランティア活動や交友関係、勉強部屋の間取りに至るまですべてをコーディネートし、受験生を管理しています。
この「入試コーディネーター」という存在、フィクションならではのキャラクターかと思いきや、韓国では実際に存在するそう。また、大学入試を専門とするコーチの需要がドラマの影響でさらに高まるという現象が起きているとか。
入試コーディネーターだけではなく、韓国では家庭教師に月100万ウォン程払っても一教科や二教科しかみてもらえない為、家庭における教育に費やす費用は莫大なものとなっています。



習い事はもはや必須!

日本の様に学生が部活動に励むことがない代わりに、韓国では習い事はもはや必須!
英会話をはじめとする語学、習字、コンピュータ、舞踊、韓国舞踊、水泳、 テコンドー、スポーツクラブ(蹴球、籠球、野球など)、美術、楽器(ピアノ・バイオリンなど)に小学校の頃から通う子どもが多いのです。
しかも3個や4個、小学生の頃から習い事を複数掛け持ちしている子どもが多いのだとか。
また、「SKYキャッスル」をはじめとする韓国ドラマでは、よく海外へ留学するシーンなどが登場しますが、韓国での過熱する壮絶な受験戦争を避ける為、幼い頃から米国などに留学させるケースも事実多くあるようです。



受験の日は国を挙げて受験生をサポート!?

日本で言うところのセンター試験、「大学修能能力試験」(スヌン)の日は、韓国では国を挙げて受験生をバックアップ!
カンニング防止のため警察が出勤し、会社の出勤時間を遅めたり早めたりするなどして交通の混雑を緩和しようとしたり、また遅刻しそうな生徒がいたら、なんと驚くべきことにパトカーや白バイが動員され、その生徒を所定の学校まで運んでくれるのです!また、ヒアリング試験の際は約30分間は飛行機の離着陸まで禁止するなどその協力は徹底的!
超学歴競争社会である韓国において、受験の日は子どもの人生を決める日と言っても過言ではないのです。



受験戦争だけじゃない!さらに激しい韓国の就職率

激しいのは受験戦争だけではありません。韓国では、大学を卒業し社会に出る時もさらに激しい競争が待っているのです。
ソウル大学など一流の大学を卒業すれば、サムスン電子や現代自動車などの財閥企業に就職できるわけではないのです。韓国はなんと言っても良い会社=”財閥企業”というイメージがある為、財閥企業への応募者が殺到します。日本でも有名なサムスン電子での入社試験の倍率はなんと700倍!熾烈な争いが待っています。
その為一流ソウル大学の卒業生でも就職率は50%と言われており、残りの学生は留年するか、大学院に進学する、または海外留学するなど狭い選択肢の中から将来を選ばなくてはならないのです。

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「SKYキャッスル」でも親の過剰な教育熱が多少オーバーではありますが描かれています。
実際に韓国では親の期待が非常に大きい為、”親の期待を裏切りたくない”から良い企業に就職するという学生も多いのです。 ”一生に一度の受験で人生が決まってしまう”という韓国の高校生がかかえるストレスは、すさまじいものがあります。


韓国ドラマや韓国映画で韓国の教育事情を知る!

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