「パンデミック:新たなる試練」というボードゲームがあることをご存知ですか。
パンデミックという言葉の意味は、広範囲に及ぶ感染症のことをいいます。
プレイヤーがみんなで協力して、感染症の拡大を防ぐというのがこのゲームの目的です。
そのため協力することがとても大切になってきます。
ボードゲームというとどうしても順位を競ったり、得点を競ったりと競争するものが多いです。
一方、「パンデミック:新たなる試練」は協力型のボードゲームなので、子どもたちに協力する大切さを教えるにはとても向いているボードゲームだと思います。
そこでこの記事では「パンデミック:新たなる試練」のルールとおもしろさについて紹介します。
パンデミック:新たなる試練
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ボードゲームというとどうしても競争するイメージが多いですよね。
人生ゲームにしても先にゴールした人が勝ちですし、対戦型のゲームはどちらかが勝ってどちらかが負けます。
そうした中で友達と協力して行うボードゲームはとても珍しいです。
もちろんボードゲームの中には一部カード交換など協力しないといけないものもありますが、全員で協力してパンデミックを防ぐというのはとてもおもしろいと思います。
実際に子どもたちにやらせてみても、対戦型だと喧嘩になることもあるのに、「パンデミック:新たなる試練」は協力型のゲームなので、みんなで考えて「こうしたほうがいい」と言いながら遊んでいます。
「パンデミック:新たなる試練」は世界地図になっています。
それぞれの地域が色分けされており、どの病原体がどの地域で広がりやすいのかというのがわかるようになっています。
地図
自分で取りました
病原体として出てくるのは黄・黒・赤・青です。この病原体が世界地図の中にどんどんばらまかれていくので、その感染症を治療する、つまりこの色が付いたコマを回収していくというゲームです。
病原体
自分で撮りました
役割カードを引くことで各プレイヤーの役割が決まります。
その役割としては、「危機管理官」「通信指令員」「衛生兵」「作戦エキスパート」「検疫官」「研究員」「科学者」のどれかです。
ゲームが始まったら、プレイヤーは拠点を作っていきます。
この拠点がある都市では薬の開発が可能です。
イベントカードはプレイヤーに有利なアクションを起こすことが可能なカードです。
ただしエピデミックも含まれていて、この場合は感染率が上昇していきます。
他にはプレイヤーカードと感染カードがあります。
プレイヤーカードは「都市カード」「イベントカード」「エピデミックカード」の3種類があり、このカードがプレイヤーの山札になります。
世界各国の都市が描かれていて、同じ色のカードを5枚集めれば治療薬が作れます。
エピデミックカード
自分で撮りました
感染カードは感染処理の際に必ずひかなければなりません。
その際に感染率と同じ枚数だけカードを引き、そこに書かれている都市に病原体の駒を1つずつ配置する必要があります。
エピデミックが起こると感染率が上昇するだけでなく、すでに出されている感染カードをもう一度、山に戻すことになります。
そのため同じ都市でさらに感染が広がるという可能性が高くなります。
感染カードと都市カード
自分で撮りました
プレイの仕方ですが、まず役割カードを引き、さらにプレイヤーカードから4枚手札にします(2人プレイの場合)。
なお2人プレイは4枚、3人プレイは3枚、4人プレイは2枚が最初の手札の枚数です。
感染カードを3枚ずつ引いて9つの都市を感染させます。
最初の3都市に3つずつ病原体コマを配置、次の3都市に2つずつ、最後の3都市に1つずつ配置して終わりです。
プレイヤーカードの山を作り、拠点とプレイヤーの駒を「アトランタ」におけばゲームの準備は終了です。
プレイの順番としては(1) 4つのアクションを実行する、(2)プレイヤーカードを2枚引く、(3)感染の処理をすることになります。
最初のアクションでできるのは移動、感染者の治療、調査基地の設置、都市のカードを受け取るもしくは渡す、治療薬の発見などがあります。
アクションの種類
自分で撮りました
このアクションを繰り返していって、同じ色の都市のカード5枚集め、さらに調査拠点にすべての病原体の治療薬を作ることで感染症を処理します。
1種類でも病原体のコマのストックがなくなったり、アウトブレイクマーカーがドクロになったり、プレイヤーカードの山札がなくなったりした場合はプレイヤーの負けが決定になります。
みんなで協力して早く治療薬を作り、パンデミックを防ぐことが必要になるわけです。
友達と協力するゲームを子どもたちにやってほしいと思った理由は、みんなで話し合いながら協力することを苦手にしている子が多いと思ったからです。
ゲームをしている姿を見ているといろいろ揉めることが多いですが、協力する姿というのはあまり見られません。
ゲームは対戦型のゲームが多いんですよね。
そうすると勝った負けたになってくるわけです。
対戦型ではないMinecraftのようなゲームでも、相手の建物を壊すとかそういうことをしてしまうことがあります。
もっと友達と協力して考えながらゲームをしてほしい。
このボードゲームはそうした協力姿勢を学べます。
それが「パンデミック:新たなる試練」の良さだと思っています。
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