小学校 授業イメージ
「時々迷々」は、小学校3~4年生向けに制作されている道徳番組です。主役の子どもの心の中に現れる「時々迷々」は、片桐はいりさんが演じる謎のキャラクター。ちょっぴり不思議な番組の雰囲気は、観る人の心を引き付ける魅力がありますよ。
子どもたちの「どうする?」「迷ってる?」に核心を突く片桐さんの言葉は、大人でも刺さるものがあります。物事を解決することに重点を置かず、自分はどうしたいかを考えさせてくれる番組です。
「学校に行くのも勉強するのも面倒だな」と感じる主人公のジン。母親が「宿題をしなさい」と言ってもいうことを聞きません。ある日洗面台の鏡の中のジンに「代わってあげようか?」と問われます。少し迷ったものの、ジンは鏡の中のジンと代わることにしたのです。
「もう一人の自分と交代できたら」と考えるのは、子どもだけではないですよね。しかしそれは本当に自分が望むことなのでしょうか?交代する側も自分なので苦手なこと・嫌なことも同じなのです。
バレエ教室に通っているミドリ。発表会の主役を狙っていましたが、ミドリではなくトモコが選ばれます。しかし次の日、トモコが足を捻挫して松葉杖をついてきました。代わりの主役にミドリが選ばれますが、浮かれて周りの気持ちを考えられなくなってしまいました。
「自分さえ良ければいい」という気持ちは、大人でも持っている人は多いのではないでしょうか。ケガをした後のトモコの反応と、ミドリの行動に注目して観てください。ミドリの複雑な心境は、共感できるところが多くありますよ。
掃除に関して完璧主義なメグミは、はりきって町内会の掃除に出かけます。同級生のタケル・リナ・ヨシキも参加していますが、メグミが作った厳しいルールに迷惑そうです。そんなとき、リナの飼い猫が手術をする日と掃除が重なっていました。それでも厳しく掃除を強要するメグミに、タケルとヨシキは呆れて帰宅してしまったのです。
なんでも真面目にやるのは良いことですが、周りにも同じように強要することは良いこととはいえません。ルールは何のためにあるのかを考えさせてくれるエピソードです。
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