絵本『ねこなんて いなきゃ よかった』は、動物と家族として暮らす意味を見つめなおせる素敵な一冊♪

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〝作:村上しいこさん〟と〝絵:ささめやゆきさん〟の絵本『ねこなんて いなきゃ よかった』は、ちょっと衝撃的なタイトルですよね。
タイトルでびっくりしてしまうかもしれませんが、動物を家族に迎えるという事をしっかり子どもにも理解してもらえる素敵な絵本だと思います。

2019年の12月23日に発売されたこの絵本は、ペットを飼っている方、これからペットを飼おうと思っている方にとってもおすすめ。
かわいい絵柄と、シンプルながらも心に響く文体は子どもにもわかりやすい内容です。

子どもに「猫を飼いたい」「犬を飼いたい」と言われた時に、動物と暮らす大変さやいずれ来るお別れの時の話をうまくできない…という方も多いのではないでしょうか?

『ねこなんて いなきゃ よかった』は、そんな場面にぴったり!

『ねこなんて いなきゃ よかった』はどんな内容の絵本?

【内容情報】(出版社より)
ねこのももちゃんが死んだ。友だちがやさしくしんぱいしてくれるので、ついつよがり「はじめから、ねこなんていなきゃよかった」といってしまった。でも家にかえると、ももちゃんはもういない。みんながくらいかおをしていたら、かあさんがいった。「かなしいのはあたりまえ。みんな、なきましょ」すると、ももちゃんの思い出が次々よみがえってきて……かわいがっていた猫の死をきちんと受け止め、悼むことの大切さを描く絵本。

出典元:https://books.rakuten.co.jp/rb/16147889/?l-id=search-c-item-text-01

物語は「小学生のわたし」の視点を中心に、天国へ行ってしまった〝ねこのももちゃん〟を思い出す形で進んでいきます。

https://shop.r10s.jp/book/cabinet/6358/9784494016358.jpg


著者/編集:村上 しいこ, ささめや ゆき
出版社:童心社
対象年齢:小学1・2年から
ページ数:34p
価格:1,430円(税込)楽天ブックス

「小学生のわたし」は、ついついつよがって「はじめから、ねこなんていなきゃよかった」と言ってしまいますが、もちろんねこのももちゃんを大事に思っていたからこそ心は悲しみでいっぱいです。

家に帰るといつも待っていてくれたももちゃんがいない現実、悲しみで暗い顔の家族。
そして「小学生のわたし」は、「動物を飼うという事は、楽しい事ばっかりじゃない」という話もしてくれるんです。

「みんな、なきましょ」というかあさんの一言で、みんなでももちゃんの思い出を振り返ります。

いずれ来るお別れは、こんなに悲しいけれど動物と暮らした日々はかけがえのない家族だけの大切な日々だった…と、改めて再確認していく「小学生のわたし」のけなげな姿に、ほろりと涙してしまうかも。

子どもの目線で書かれているので、「動物と暮らすっていう事は、こういう未来も覚悟しなきゃいけないんだよ」と、子どもにわかりやすく説明するいい手がかりになりそう。

作者、村上しいこさんのインタビューから見る『ねこなんて いなきゃ よかった』

出版元の童心社の公式サイトには、作者の村上しいこさんのインタビューも掲載されています。

わが家に、“みけ”ちゃんという女の子の猫がいます。今21歳(人間だと100才)で、ご長寿で県から表彰して頂いたくらいなんですが、だんだん高齢になってきて、18歳位の時から人間でいう神経痛のような痛みが出るようになりました。お医者さんで薬をもらうようになったんですが、去年初めててんかんの発作を起こしたんです。ベッドから落ちそうな程けいれんして、目を見開いて、この子はもうダメかもと思いました。その時初めて、目の前にいるこの大事なみけちゃんの死というものを感じたんです。この子の生きている姿をちゃんと見てあげなきゃいけない、ちゃんと命に向き合わなきゃいけないなと思いました。

出典元:https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=1815

村上しいこさんのお家のみけちゃんは、その後順調に回復し今も元気に過ごしているそうです!

実は私も、先日23年間一緒に暮らしていた猫を天国へ見送りました。
我が家には5歳の娘もいて、生まれた時から一緒にいる猫はもうお姉ちゃんのようで、娘にとっては〝ペット〟という枠を超えた存在だったと思います。

もちろん私も、人生のいろんな場面を猫と一緒に過ごしてきました。
猫が天国へ行ってしまった日、悲しみで泣くしかなかった家族と花を買いに行った時、ふとこの絵本のタイトルを思い出したんです。

花と一緒にこの絵本を買って帰り、子どもと一緒に『ねこなんて いなきゃ よかった』をじっくり読みました。
絵本の中でかあさんが「かなしいのはあたりまえ」と言ってくれて、スッと気持ちが楽になった気がします。

「かわいい」「たのしい」だけじゃない、毎日のめんどうくさいお世話や、いずれ来るお別れもぜーんぶひっくるめて〝動物を飼う〟って、すごく大変でそして与えてもらえるものもとっても大きいなと改めて考える事ができました。

23年間一緒に暮らした猫を見送るのは、インタビュー内で村上しいこさんがお話している、「ちゃんと命に向き合わなきゃいけない」という言葉を実際に強く感じられた出来事でした。

死んでしまうことは、たしかに悲しいことだけど、否定することじゃないし、何かでふたをしてしまうのは、もっとよくないことです。
死んでしまうことは生きているのと同じくらい、尊い意味があることだと思っています。

出典元:https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=1815

実際に猫を見送った我が家は、この絵本のおかげで悲しみにふたをせず、いっぱい泣いて猫の思い出を語る事ができました。

子どもも、たまにこの絵本をながめながら「こんな事があったよね、あんな事があったよね」と思い出を話してくれます。

外部リンク

『ねこなんて いなきゃ よかった』を通して、子どもと、家族と…ペットについて話し合う時間を

ライフスタイル ペット

犬でも猫でも鳥でも爬虫類でも…家に迎えてペットとして飼う事になれば、その子たちはその日から家族の一員です。

日々のお世話、病気の時の通院、予防接種や散歩や…かかる手間はたくさんあります。
そしていずれ迎えるペットの死について、家族で話し合ってみるのはとっても大事な事だと思います。

それだけでなく、我が家のようにペットを見送った家族の癒しにもなる一冊。

くら〜い悲しいだけの内容ではない、かわいい絵で彩られたとってもテンポがいい『ねこなんて いなきゃ よかった』は、ちょっと難しい〝動物を飼う〟というテーマをすんなりみんなが受け入れるきっかけになれそうだと思いませんか?

これから動物を家族に迎える方も、愛するペットを見送った方も、動物好きなみなさんにぜひぜひ読んでもらいたい一冊です!

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