「狂言・落語・昔ばなし」の絵本 おすすめまとめ|日本古来の物語の絵本はドラマティックでおもしろい!

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『寿限無』

【作】 齋藤 孝
【絵】 工藤 ノリコ
【出版社】 ほるぷ出版

寿限無 (声にだすことばえほん)

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「じゅげむ、じゅげむ、五劫の擦り切きれ、海砂利水魚の、水行末・雲来末・風来末、喰う寝る処に住む処、藪柑子の藪柑子、パイポ・パイポ・パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの、長久命の長助」という長い名前の男の子がおりました。

有名な落語の噺を教育学者の斎藤孝さんが文章化しています。『ノラネコぐんだん』シリーズの工藤ノリコさんのユーモラスな絵が、落語の面白さを引き立てている楽しい絵本です。

この早口言葉のような長い名前を聴くと、覚えて暗唱したくなってしまうのは何故なのでしょう?不思議な魅力のある言葉です。「寿限無」には寿(ことぶき)なことが限りなく続くように……など言葉の一つ一つには意味があるので調べてみても面白いですよ。

『狂言えほん ぶす』

【作】内田 麟太郎
【絵】長谷川 義史
【出版社】ポプラ社

ぶす (狂言えほん)

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「出かけてくるのでこれを守っておくように」と主人に留守番を頼まれた太郎冠者と次郎冠者。「これはぶすというモノじゃ。近づくと毒だから離れて見張っておれ。」と主人は念を押して出かけていきました。

なにしろこの壺の上を吹いてきた風にあたるだけで命を失うらしいのです。二人は離れて見守るのですが、主人が大事にしているという壺の中身に興味深々。扇をつかって仰ぎながらぶすに近寄って中を見ようとします。

「ちゃっとのけ!」「エイエイ、ヤットナ」など独特の狂言の言葉が面白くて、ちょっと間が抜けた二人の掛け合いに笑ってしまいます。結果的に壺の中を覗いてしまった二人が、主人にどうやって言い訳しようと考えた策が天才的なので感心してしまいました。狂言の演目も見てみたくなりました。内田凜太郎さんと長谷川義史さんのコンビで作られた狂言えほんシリーズは全5冊出版されています。

『うりひめとあまんじゃく』

再話: 稲田 和子
絵: 小西 英子
出版社: 福音館書店

うりひめ(うりこひめとも言う)とあまのじゃくの昔ばなしを民話研究者の稲田和子さんが流れるような昔語りで再現しています。小西英子さんの繊細なタッチのイラストも幻想的です。むかしむかしのおおむかし、おじいさんが山にしばかりに、おばあさんが川に洗濯に行くと、うりが流れてきます。

家に持って帰るとうりの中から小さな女の子が出てきました。うりひめは美しく成長して機織りが上手な娘になりました。評判が良いのでお殿様のもとへ嫁入りがきまるのです。

あまのじゃくは、大事にされているうりひめをそそのかして外に連れ出してしまいます。そして、柿の木に括りつけて着物を奪い、うりひめに成り代わるのでした。ここから先は、地方によって伝承が違うようです。この絵本では、うりひめは生きていて無事にお殿様のもとへ嫁入りしていきます。

うりひめとあまんじゃく

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うりひめが死んでしまうバージョンもありますし、あまのじゃくの最後が残酷だと感じる人もいると思うので、気になる方は一度読んでから判断してください。

民話は残酷な物語も多いですが、昔の人たちがあえて伝え続けてきたということに大切な意味があると思っています。私も子どもの頃初めて読んだ時に、あまのじゃくという存在に夢中になりました。鬼とか妖怪の一種のようなのですが、「会ってみたい」とも思いました。ただ、そういう好奇心が身を滅ぼすこともあるという教訓として心に刺さったおはなしでもあります。

『スサノオ』

【文・絵】 飯野 和好
【出版社】 パイ インターナショナル

スサノオ

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古事記や日本書紀に記されている日本の神話の神である須佐之男命(すさのおのみこと)の物語。スサノオは天照大神の弟ですが、乱暴がすぎて高天原を追放されてしまいます。地上に落されたスサノオは、ヤマタノオロチに生け贄にされるという娘クシナダを助けるためにオロチと戦うのです。

この力強い物語を『ねぎぼうずのあさたろう』でおなじみの飯野和好さんが迫力満点に描いています。ヤマタノオロチの倒し方が冒険心をくすぐります。息絶えたオロチの銅の中から出てきた大剣が三種の神器の一つであることも知っておくとより神話が身近に感じるかもしれません。

クシナダを妻にしたスサノオは、出雲に家を作り暮らし始めます。その場所は、現在の島根県雲南市だそうです。 日本にもこんなにダイナミックな神話があるということを知るために、ぜひ読んでもらいたい絵本です。

『へっこきよめさま』

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