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虫の大好きなお子様に、図鑑を見せてあげたり、写真絵本を見せてあげているおうちは多いでしょう。
そこで、今回はあまり一般的な図鑑ではこんなこと載ってないよ、という切り口から虫を紹介する絵本。
題名だけでは虫の話だと分からない絵本。
虫が苦手でも楽しめる、虫の特徴をとらえたかわいい絵本。
などなどご紹介いたします。
まずは一見虫の絵本だと分からない絵本をご紹介します。
検索して出てきづらいのですが、子どもたちが楽しめること間違いなし!です。
なずず このっぺ?
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作: カーソン・エリス
訳: アーサー・ビナード
出版社: フレーベル館
本体価格: ¥1,600 +税
不思議な題名のこちらの絵本、一体どういう意味なんでしょう?
分からないのも当然です。
この言葉、昆虫語なのですから!
ぴょこりと現れた芽を中心に繰り広げられている昆虫たちの会話。
絵からなんとなくストーリーは想像できますが、なんの説明もなくひたすら昆虫語が続くため、一度目は「?」と首をかしげながら読み終わり、二度、三度と内容を確かめたくなります。
子どもたちは逆に昆虫語をマスターしてしまうかも!?
「これはどういう意味なんだろうね?」「これはきっとこう言ってるんだよ!」
読み終わってからの会話も楽しい絵本です。
キャベツがたべたいのです
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作:シゲタ サヤカ
出版社:教育画劇
定価:本体1,300円+税
対象年齢:3・4才~
シュールで笑える楽しいナンセンス絵本!
青虫の大好物はキャベツですが、チョウチョになったら甘い花の蜜がご飯です。
ところがこの絵本に登場するチョウチョたち、どうしてもキャベツの味が忘れられなくて、八百屋さんにお願いするのです。
……と、ここまでのストーリーはするすると入ってくるのですが、口の形の変わってしまったチョウチョたちになんとかしてキャベツを食べさせてあげようとする八百屋さんの工夫が変! そしてチョウチョたちはどうなる!?
たとえファンタジーだとしても、なんともおかしなストーリーが展開されていき、子どもは笑い転げます。
幼稚園でも小学校でも大爆笑でした。
ぼくは しっている
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著:やました ゆうこ
出版社:三恵社
定価:本体1,800円+税
対象年齢:幼児~
深刻そうな顔の主人公、素知らぬ顔で歩いていく子どもたち。
一体どんな秘密を知っているのでしょうか?
読んでびっくり、その秘密、
お姉ちゃんの筆箱の中に青虫が住んでいること、です!
青虫は鉛筆っぽく伸びたり、消しゴムみたいに丸くなったりしてるからお母さんも気付かないんだって。
や、やめて……!
想像するとぞくっとなる、というかやっている子が本当にいそう!
子どもたちはこの絵本、とっても喜びます。
かわいい絵で擬人化したり、会話したり読みやすく表現されていますが、それでいてしっかりと虫の特徴が分かります。
虫好きでなくても楽しい絵本をご紹介します。
ひとあし ひとあし
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作・絵:レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎
出版社: 好学社
本体価格: ¥1,456 +税
しゃくとり虫は手で長さを測るときのように、ぴょこぴょこと体を曲げて前に進むことから名づけられました。
その名前にちなんだ絵本です。
しゃくとり虫は鳥に食べられそうになってしまうのですが、鳥の寸法を測ってあげるよ、と提案し次々にピンチをくぐりぬけます。ところがとうとういじわるなナイチンゲールが登場し……。
一体どんな難問を出されてしまうのか? しゃくとり虫はどうなるのか?
道端で小さなしゃくとり虫をさがしてみたくなりますね。
作者はレオ・レオニ。
オランダ出身、アメリカで絵本作家デビュー、のちにイタリアに移住した有名な絵本作家です。
しゃくとり虫の言語が気になり調べたところ、英語ではInchworm!オランダ語とイタリア語でも測る虫、という意味の名前がつけられていました。どこの国の人々も同じようなことを考えるんですね。
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