「映画プリキュア」内藤圭佑プロデューサーが伝えたいこと「明日に向かうことの大切さ」

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インタビューに答えてくれた内藤圭佑プロデューサー

『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』はどんなお話?

©︎2020 映画プリキュアミラクルリープ製作委員会

今回の映画は「ヒーリングっど♥プリキュア」「スター☆トゥインクルプリキュア」「HUGっと!プリキュア」、3世代のプリキュアが登場。“今日の世界”に閉じ込められたプリキュアが、毎日同じ“今日”を繰り返すというお話になっています。

「カッコよくて強い女の子」を描くことを大事に

©︎2020 映画プリキュアミラクルリープ製作委員会

ーー プリキュア作品に携わるときに、大事にしていることを教えてください。

◆劇場版は2017年秋の『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』、2019年春の『映画プリキュアミラクルユニバース』に続いて今回で3本目の担当になります。コロナの影響で春公開から秋公開へと延期になりお待たせしてしまいましたが、やっと皆さんにお届けできることをとてもうれしく思っています。プリキュア作品は、シリーズや映画が増える中で、担当プロデューサーの数も増えてきています。考え方も、どこを軸にするのかもそれぞれの個性もあると思います。不条理、理不尽なことが起きても決して逃げないで立ち向かう凛々しさというのが、大きな魅力のひとつだと考えています。各シリーズや映画のコンセプトは、そのモチーフやテーマでバリエーションを変えますが、カッコよくて強い女の子を軸として描くことを大事にしています。

ーー 子どもを取り巻く環境も大きく変化していますが、プリキュア作品でもその変化は反映されていますか?

◆前作で良い反応をいただき、手応えを感じたからといって、次に同じロジックが通用するかといったらそうではありません。お子様の趣味嗜好の多様化が言われて久しいですが、タブレット、スマホ、サブスク(サブスクリプション)系の配信番組など、情報や作品をキャッチするツールも変化しています。前回反応が良かったからという理由だけで、同じことをしていてはダメ。常に良い驚きや武器となる要素はあったほうがいいと考えています。

©︎2020 映画プリキュアミラクルリープ製作委員会

ーー 変わるものがある中で、逆に、変わらないものはありますか?

◆私も含めてスタッフには子どもを持つ親も多くいるので「自分の子どもに観せたいかどうか」というのを踏まえて議論することは徹底しています。保護者様が嫌がるような表現は入れないことというのは、変わらず意識していることです。

ーー 子どもの目線を考えたときに、大切にしていることを教えてください。

◆個人的にはビジュアルです。細かい描き込みは綺麗で美しいですが、アニメとしての動かしやすさとのトレードオフになってしまいます。ただ、やはりプリキュアという作品の性質上、止め絵だけでお子様たちの目につく機会も数多くありますので、立ち絵だけでの魅力、説得力、をとても重視しております。

アフレコの様子を教えて!

©︎2020 映画プリキュアミラクルリープ製作委員会

ーー ゲスト声優として出演した平田広明さん、稲垣来泉さんの印象を教えてください。

◆深澤敏則監督は、長い間TVアニメ「ワンピース」シリーズでシリーズディレクターを務めてきた方です。監督が信頼できる声優さんということで平田さんの名前が挙がりました。リフレインは純粋な悪ではなく、哀愁を秘めているというキャラクターなので、お芝居の機微が求められます。平田さんがどんな風に演じてくださるのか楽しみでしたが、第一声を聞いたときには思わず感動しました。

稲垣さんが演じたミラクルンはTV本編にはいない不思議な存在です。なので、ラビリンたちやエレメントさんとはとは違うアプローチでその雰囲気を出せたらという思いがあり、普段声優として活動していない方でキャスティングをと考えました。稲垣さんは声のお仕事は初めてというお話だったのですが、とにかく上手で、さすが天才子役と言われるだけあるなと思いました。台本をしっかり読み込んで自宅で練習してきたことが強く伝わってきましたし、基本的に「ミラ」という言葉で感情表現をするキャラクターなのですが、いろいろな感情をのせて演じていただけました。

すごいと周りから評価されている方は、仕事への向き合い方や真摯さが違うなというのをお二人の姿から、改めて感じました。

本作に込めた思いとは?

©︎2020 映画プリキュアミラクルリープ製作委員会

ーー 今回はミラクルライトが擬人化バージョンということで、子どもたちの反応も楽しみです。

◆ミラクルライトをもらえることが、お子様が「プリキュア映画」のために映画館に足を運ぶ動機にもなっています。いつもならミラクルライトで、劇中プリキュアや妖精たちと応援しながら楽しんでいただきますが、今年はコロナの影響で、上映中の応援はミラクルライトを使わずに心の中でしていただき、劇中のキャラクターとしてお家に持ち帰ってもらう形になるのかなと思います。家族やお友達との素敵な1日の思い出として、変わらず楽しみにしていただければと思います。

ーー 本作に込めた思いを教えてください。

◆プリキュア作品のベースにある普遍的なテーマ「諦めないことの大切さ」と、本作のテーマ「明日に向かうことの大切さ」です。当初の公開時期であった春は心躍る季節であると同時に、プリキュアを観ているメインのお子様たちにとっては、卒園、卒業、入園、入学、転校、転園など、変化が激しい時期でもあります。大きな環境の変化が訪れ、一抹の寂しさをも伴います。でも寂しいこともあるからといって、立ち止まってはいけない。前に進めばきっともっといいことがあるはずだよ、と背中を押してあげられるようにという思いを込めておりました。ただ、今、いつもの春とは違う環境の変化がお子様に訪れてしまっている状況で、奇しくも伝えたいメッセージは今の状況にも当てはまるのかなと考えています。

映画を観た1日が素敵な想い出になるように!

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